暴走族は主に、学業に付いていけなかったり、家庭の事情(場合によっては育児放棄状態にあるケースも)で家に居辛いといったような理由を持つ少年・少女が、既存のグループに居場所を探し、合流する形でそのスタイルが形成されていった。ドロップアウト・若しくは吹き溜まった格好で集まったこれら不良少年等の中に、特定のスタイル(ファッションや自負)が生まれると、これを取り上げた暴走族漫画(具体的作品は該当項に譲る)などのメディアで興味を持った少年を更に集めていった。
これらは社会から「社会に適応する準備段階に於いて発生する反発」や「(まだ)方向を見出せない若いエネルギーの発散」の範疇と見なされ、モラトリアム行為として、近所迷惑・傍迷惑とはされながらも、ややもすれば容認される傾向も見られ、警察側も無理な追跡は(事故を防止する上でも)避けるといった傾向も見られた。
ただ、社会の寛容さを試すかのように、深夜にわざと爆音を響かせるなど次第に迷惑度を高めたため、近年では警察の取り締まり強化により集団暴走行為が違法化されたこともあって、多台数での暴走そのものが難しくなり、一人もしくは少数グループでゲリラ的に現れ、騒いではすぐに逃げるなどの散発的な活動が増えている。
その一方、暴走族を利用しようと考える社会集団も存在し、暴力団は暴走族を組織化、上納金を納めさせる事で一定の庇護や場所や資材・武器の提供を約束する。この中には違法な薬物[9]の提供も含まれ、これらの供給源と目されている。ただし銃だけは乱射事件などを起こした場合に社会的影響が大きい事や、暴力団との力関係を簡単に逆転させかねない事から供給されないとされる。
上納金は、暴力団組織の中では上位組織ほど集まるようになっているが、末端では上位組織に吸い上げられるだけで、末端組織自身ではある程度地道に金を稼がなければならず、縁日の露店やお絞りのレンタル業・各種店舗の運営などといった活動で稼いでいるケースも多い。このため、上納金の支払いで汲々としている末端の弱小暴力団にとって、地域の暴走族はまたとない資金源となっており、これらの少年にアルバイトを世話する・パーティー会場を斡旋してパーティー券を販売させ稼がせるなどして、その収益の一部を手数料や上納金として徴収する。
こうして暴力団と一定の関係を持つ暴走族では、その一部が「暴走族卒業」後に暴力団員として雇用される事も見られ、単なるモラトリアム行動というよりも、犯罪予備軍・暴力団予備軍と見なされ、社会的に否定されるようになってきている。このため暴力団との関係を断つため暴走族を解散する場合も見受けられる。
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また、2007年頃からの原油価格高騰により、暴走族内部では「原油価格高騰は死活問題」と問題視されていて、車輌のハイブリッド化等も含め、時代に即した新しいタイプの暴走族スタイルを構築していこうという動きも出ている。
2008年11月には、東京・秋葉原に、『メイド服』や『涼宮ハルヒ』『セーラームーン』等のアニメキャラクターの『コスプレ』をした女暴走族が出現し、『週刊プレイボーイ』にグラビア記事が掲載され、You Tube等の動画投稿サイトに彼女等の映像がアップロードされたり、一部のウェブサイトやBBSでも話題になった[10]。彼女らの出現について肯定的な見方がある一方、「所詮は暴走族。長期的に見れば治安の悪化を招いてアキバの衰亡に繋がる」という否定的な見方もある。